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計算

公倍数

●公倍数とは?用語のポイント
●公倍数の例
●最小公倍数とは
●公倍数の求め方
●公倍数 まとめ
●計算の用語

公倍数とは?用語のポイント

「公倍数とは?」

公倍数(こうばいすう)とは、\(2\)つ以上の数に共通する倍数のことです。

例えば、\(6\)は\(2\)と\(3\)の公倍数です。

ここでは公倍数のポイントを\(3\)つ見ていきましょう。

公倍数の\(3\)ポイント

\(1\)、公倍数の例
\(2\)、最小公倍数とは
\(3\)、公倍数の求め方

なお、倍数については
・   倍数とは?用語のポイント
へどうぞ。

公倍数の例

\(4\)と\(6\)の公倍数の例をあげます。

\(4\)と\(6\)の公倍数の例

・   \(4\)の倍数は
\(4\)、\(8\)、\(12\)、\(16\)、\(20\)、\(24\)、\(28\)、…

・   \(6\)の倍数は
\(6\)、\(12\)、\(18\)、\(24\)、\(30\)、…

・   共通する倍数は\(12\)、\(24\)
・   \(12\)と\(24\)は\(4\)と\(6\)の公倍数である

最小公倍数とは

最小公倍数とは、公倍数の中で一番小さい公倍数のことです。

\(6\)と\(9\)の最小公倍数の例をあげます。

\(6\)と\(9\)の最小公倍数の例

・   \(6\)の倍数は
\(6\)、\(12\)、\(18\)、\(24\)、\(30\)、\(36\)…

・   \(9\)の倍数は
\(9\)、\(18\)、\(27\)、\(36\)、\(45\)…

・   \(18\)と\(36\)は\(6\)と\(9\)の公倍数である

・   公倍数の中で一番小さい数は\(18\)
・   \(6\)と\(9\)の最小公倍数は\(18\)

連除法や素因数分解を使った最小公倍数の求め方については
・   最小公倍数の求め方・\(4\)ステップ
・   最小公倍数の求め方・素因数分解\(3\)ステップ
へどうぞ。

公倍数の求め方

公倍数を求めるときは、最小公倍数に整数を掛けます。

例として、\(8\)と\(12\)の公倍数を\(3\)つ求めます。

\(8\)と\(12\)の公倍数の求め方

・   \(8\)と\(12\)の最小公倍数は\(24\)だから
\(24\)に整数を掛ける

・   \(24\times1=24\)
・   \(24\times2=48\)
・   \(24\times3=72\)

・   \(24\)、\(48\)、\(72\)は\(8\)と\(12\)の公倍数である

公倍数 まとめ

カンタンに公倍数のポイントをまとめます。

公倍数のポイント

・   公倍数とは、\(2\)つ以上の数に共通する倍数のこと
・   最小公倍数とは、公倍数の中で一番小さい公倍数のこと
・   公倍数を求めるときは、最小公倍数に整数を掛ける

計算の用語

・   最小公倍数とは?用語のポイント
・   単項式とは?用語のポイント
・   多項式とは?用語のポイント
・   定数項とは?用語のポイント
・   同類項とは?用語のポイント