数奇な数
計算方法

最小公倍数の求め方

●最小公倍数の求め方・\(4\)ステップ
●最小公倍数を求め方 問題
●最小公倍数の求め方・\(4\)ステップ\(1\)
●最小公倍数の求め方・\(4\)ステップ\(2\)
●最小公倍数の求め方・\(4\)ステップ\(3\)
●最小公倍数の求め方・\(4\)ステップ\(4\)
●最小公倍数の求め方 答え
●最小公倍数の求め方・まとめ

最小公倍数の求め方・\(4\)ステップ

「最小公倍数の求め方は?」

最小公倍数の求め方は次のとおり。

最小公倍数の求め方・\(4\)ステップ

\(1\)、割り算の筆算をひっくり返した図の中に数字を書く
\(2\)、\(2\)つ以上の数字を割りきれる数を見つけて、図の左に割る数を、下に商と割りきれない数を書く
\(3\)、数字を割りきれる数が\(1\)になるまで繰り返す
\(4\)、図の左の数と一番下の数を掛ける

最小公倍数の求め方を見ていきましょう。

素因数分解を使った最小公倍数の求め方や最大公約数の求め方については
・   最小公倍数の求め方・素因数分解\(3\)ステップ
・   最大公約数の求め方・\(4\)ステップ
へどうぞ。

最小公倍数を求め方 問題

問題
\(12\)と\(15\)と\(18\)の最小公倍数を求めましょう。

最小公倍数の求め方・\(4\)ステップ\(1\)

最小公倍数を求めるときは、\(1\)番目に割り算の筆算をひっくり返した図の中に数字を書きます。

ここでは\(12\)と\(15\)と\(18\)を図の中に書きます。

最小公倍数の求め方【ステップ\(1\)】

\(1\)、割り算の筆算をひっくり返した図の中に数字を書く
・   \(12\)と\(15\)と\(18\)を図の中に書く
・   \(\phantom{2}\raise.7pt{\rlap{)}}\underline{\phantom{\hskip5pt12\hskip10pt15\hskip10pt18}}\llap{12\hskip10pt15\hskip10pt18}\)

最小公倍数の求め方・\(4\)ステップ\(2\)

\(2\)番目に、\(2\)つ以上の数字を割りきれる数を見つけて、図の左に割る数を、下に商と割りきれない数を書きます。

例えば\(12\)と\(18\)は\(2\)で割り切れるので、図の左に割る数の\(2\)を、下に商の\(6\)と\(9\)を書きます。\(2\)で割り切れない\(15\)も下に書きます。

最小公倍数の求め方【ステップ\(2\)】

\(2\)、\(2\)つ以上の数字を割りきれる数を見つけて、図の左に割る数を、下に商と割りきれない数を書く
・   図の左に割る数の\(2\)を、下に商の\(6\)と\(9\)を書く。割り切れない\(15\)も下に書く
・   \(\phantom{2}\llap{2}\raise.7pt{\rlap{)}}\underline{\phantom{\hskip5pt12\hskip10pt15\hskip10pt18}}\llap{12\hskip10pt15\hskip10pt18}\)
\(\phantom{2}\phantom{\hskip10pt6\hskip10pt15\hskip15pt9}\llap{\hskip5pt6\hskip10pt15\hskip15pt9}\)

最小公倍数の求め方・\(4\)ステップ\(3\)

\(3\)番目に数字を割りきれる数が\(1\)になるまで繰り返します。割りきれる数が\(1\)になったら計算をやめます。

最小公倍数の求め方【ステップ\(3\)】

\(3\)、数字を割りきれる数が\(1\)になるまで繰り返す

・   \(6\)と\(15\)と\(9\)は\(3\)で割り切れるから、図の左に割る数の\(3\)を、下に商の\(2\)と\(5\)と\(3\)を書く
・   \(\phantom{2}\llap{2}\raise.7pt{\rlap{)}}\underline{\phantom{\hskip5pt12\hskip10pt15\hskip10pt18}}\llap{12\hskip10pt15\hskip10pt18}\)
\(\phantom{3}\llap{3}\raise.7pt{\rlap{)}}\underline{\phantom{\hskip10pt6\hskip10pt15\hskip15pt9}\llap{\hskip5pt6\hskip10pt15\hskip15pt9}}\)
\(\phantom{2}\phantom{\hskip10pt2\hskip15pt5\hskip15pt3}\llap{\hskip5pt2\hskip15pt5\hskip15pt3}\)

・   \(2\)と\(5\)と\(3\)はどの\(2\)つをとっても割りきれる数が\(1\)だから、計算をやめる

最小公倍数の求め方・\(4\)ステップ\(4\)

\(4\)番目に図の左の数と一番下の数を掛けます。ここでは\(2\)、\(3\)、\(2\)、\(5\)、\(3\)を掛けます。掛けると最小公倍数が求められます。

最小公倍数の求め方【ステップ\(4\)】

\(4\)、図の左の数と一番下の数を掛ける
・   \(\phantom{2}\llap{2}\raise.7pt{\rlap{)}}\underline{\phantom{\hskip5pt12\hskip10pt15\hskip10pt18}}\llap{12\hskip10pt15\hskip10pt18}\)
\(\phantom{3}\llap{3}\raise.7pt{\rlap{)}}\underline{\phantom{\hskip10pt6\hskip10pt15\hskip15pt9}\llap{\hskip5pt6\hskip10pt15\hskip15pt9}}\)
\(\phantom{2}\phantom{\hskip10pt2\hskip15pt5\hskip15pt3}\llap{\hskip5pt2\hskip15pt5\hskip15pt3}\)
・   \(2\)、\(3\)、\(2\)、\(5\)、\(3\)を掛ける
・   \(2\times3\times2\times5\times3=180\)
・   \(12\)と\(15\)と\(18\)の最小公倍数は\(180\)

最小公倍数の求め方 答え

答え
\(180\)

最小公倍数の求め方・まとめ

カンタンに最小公倍数の求め方をまとめます。

最小公倍数の求め方・\(4\)ステップ

\(1\)、割り算の筆算をひっくり返した図の中に数字を書く
\(2\)、\(2\)つ以上の数字を割りきれる数を見つけて、図の左に割る数を、下に商と割りきれない数を書く
\(3\)、数字を割りきれる数が\(1\)になるまで繰り返す
\(4\)、図の左の数と一番下の数を掛ける