数奇な数
数学の用語

同類項

●同類項とは?用語のポイント
●同類項の例
●同類項は次数が同じ\(1\)
●同類項は次数が同じ\(2\)
●同類項をまとめる
●同類項 例題\(1\)
●同類項 例題\(2\)
●同類項 例題\(3\)
●同類項 まとめ
●計算の用語

同類項とは?用語のポイント

「同類項とは?」

同類項(どうるいこう)とは、文字の部分が同じ項のことです。

例えば、\(2x\)と\(-3x\)は同類項です。

ここでは、同類項の\(3\)つポイントを見ていきましょう。

・   同類項の例
・   同類項は次数が同じ
・   同類項をまとめる

同類項の例

同類項の例は次のとおり。

同類項の例

・   \(5a\)と\(2a\)
・   \(-ab\)と\(6ab\)
・   \(-6x^2\)と\(-3x^2\)

文字の部分が同じ項は同類項です。

同類項は次数が同じ\(1\)

同類項は次数が同じです。

例えば、\(5x\)と\(2x\)は次数が同じなので同類項です。

同類項は次数が同じ

・   \(5x\)の\(x\)の次数は\(1\)
\(2x\)の\(x\)の次数は\(1\)

・   次数が同じだから
\(5x\)と\(2x\)は同類項

同類項は次数が同じ\(2\)

次数が違う項は、同類項ではありません。

例えば、\(3x\)と\(4x^2\)は次数が違うので、同類項ではありません。

・   \(3x\)の\(x\)の次数は\(1\)
\(4x^2\)の\(x\)の次数は\(2\)

・   文字が同じ\(x\)でも
次数が違うから同類項ではない

同類項をまとめる

同類項は足し算や引き算を使ってまとめることができます。

例をあげます。

同類項をまとめる

・   \(5a+2a=7a\)
・   \(-ab+6ab=5ab\)
・   \(-6x^2-3x^2=-9x^2\)

同類項 例題\(1\)

同類項についてまとめましょう。

例題\(1\)
次の式で同類項はどれとどれですか。

・   \(2x+3y-5x+7y\)

解き方
・   文字の部分が同じ項を探す
・   \(2x\)と\(-5x\)は文字が同じ
・   \(3y\)と\(7y\)は文字が同じ

答え
\(2x\)と\(-5x\)
\(3y\)と\(7y\)

同類項 例題\(2\)

例題\(2\)
次の式で同類項はどれとどれですか。

・   \(xy+x^2y+7xy+5x^2y\)

解き方
・   次数が同じ項を探す
・   \(xy\)と\(7xy\)は次数が同じ
・   \(x^2y\)と\(5x^2y\)は次数が同じ

答え
\(xy\)と\(7xy\)
\(x^2y\)と\(5x^2y\)

同類項 例題\(3\)

例題\(3\)
同類項をまとめましょう。

・   \(xy-x^2y+7xy-5x^2y\)

解き方
・   同類項は足し算や引き算を使ってまとめる
・   \(\phantom{={}}xy-x^2y+7xy-5x^2y\)
\(=xy+7xy-x^2y-5x^2y\)
\(=8xy-6x^2y\)

答え
\(8xy-6x^2y\)

同類項 まとめ

カンタンに同類項のポイントをまとめます。

・   同類項とは、文字の部分が同じ項のこと
・   同類項は次数が同じ
・   同類項は足し算や引き算を使ってまとめることができる

計算の用語

・   係数とは?用語のポイント
・   一次式とは?用語のポイント
・   次数とは?用語のポイント
・   項とは?用語のポイント
・   不等式とは?用語のポイント