数奇な数
中2数学

一次関数の解き方【交点の座標の求め方】

●一次関数 交点の座標の求め方\(1\)
●一次関数 交点の座標の求め方\(2\)
●一次関数 交点の座標の求め方\(3\)
●一次関数 交点の座標の求め方\(4\)
●連立方程式の解と交点座標\(1\)
●連立方程式の解と交点座標\(2\)
●連立方程式の解と交点座標\(3\)
●連立方程式の解と交点座標\(4\)
●一次関数 交点の座標の求め方\(5\)
●一次関数 交点の座標の求め方\(6\)
●一次関数 交点の座標の求め方\(7\)
●一次関数 交点の座標の求め方\(8\)
●一次関数 交点の座標の求め方\(9\)
●一次関数 解き方

一次関数 交点の座標の求め方\(1\)

交点の座標は次の方法で求められます。
\(1\)、一次関数の式を連立方程式として解く。
\(2\)、グラフを書いて交点の座標を調べる。
大切なのは
●連立方程式の答えが交点座標になる。
という点です。ということで、\(1\)の方法を見ていきましょう。

連立方程式の解き方については
●連立方程式の解き方・3ステップ
へどうぞ。

一次関数 交点の座標の求め方\(2\)

例えば
●一次関数\(y=x+6\)と\(y=3x+4\)の交点の座標を求めましょう。
という問題であれば
●\(y=x+6\)と\(y=3x+4\)の連立方程式として解く
と交点座標が求められます。解いてみましょう。

一次関数 交点の座標の求め方\(3\)

\(y=x+6\)を、\(y=3x+4\)に代入すると
\begin{align}x+6&=3x+4\\-2x&=-2\\x&=1\end{align}\(x=1\)を、\(y=x+6\)に代入すると
\begin{align}y&=1+6\\y&=7\\\end{align}となるので交点の座標は\((1,7)\)と求められます。実際にグラフを書くと\((1,7)\)で交わっているのが分かりますね。

一次関数 交点の座標の求め方\(4\)

一次関数 交点の座標の求め方1

連立方程式の解と交点座標\(1\)

●連立方程式の解がグラフの交点座標になる
ということは
●グラフの交点座標は連立方程式の解になる
ということですね。これをふまえると、次の順序で連立方程式を解けるようになります。
\(1\)、方程式のグラフを書く。
\(2\)、グラフの交点座標を調べる。

連立方程式の解と交点座標\(2\)

次の連立方程式をグラフを書いて解いてみましょう。
\( \left\{ \begin{array}{l} -x+y=1\\ x+y=3 \end{array} \right.\)
それぞれの式を\(y=~\)にすると
●\(-x+y=1\)→\(y=x+1\)
●\(x+y=3\)→\(y=-x+3\)
一次関数の式の形に直せます。これを利用してグラフを書いてみましょう。

連立方程式の解と交点座標\(3\)

一次関数 交点の座標の求め方2

連立方程式の解と交点座標\(4\)

グラフの交点座標は\((1,2)\)ですね。なので連立方程式の答えは
●\(x=1\)、\(y=2\)
になります。連立方程式を解く方法は加減法と代入法がありましたが、そこにもう一つ追加しましょう。
\(1\)、加減法
\(2\)、代入法
\(3\)、グラフの交点座標を求める方法

一次関数 交点の座標の求め方\(5\)

最後に次の交点座標を求めてみましょう。
一次関数 交点の座標の求め方3

一次関数 交点の座標の求め方\(6\)

交点がはんぱな位置なので正確な座標が読み取れませんね。計算していきましょう。次のように解きます。
\(1\)、一次関数の式を作る。
\(2\)、連立方程式として解く。
なお
●山勘で当てる
という方法もあります。

一次関数 交点の座標の求め方\(7\)

まず一次関数の式を作ります。傾きと切片に注目すると
●直線\(l\)は\((0,4)\)を通る→切片は\(4\)
●グラフは右に\(1\)、下に\(2\)進む→傾きは\(-2\)
→グラフの式は\(y=-2x+4\)
●直線\(m\)は\((0,-6)\)を通る→切片は\(-6\)
●グラフは右に\(1\)、上に\(1\)進む→傾きは\(1\)
→グラフの式は\(y=x-6\)
となります。

一次関数 交点の座標の求め方\(8\)

次は\(2\)つの式を連立方程式として解きます。
\(y=-2x+4\)に\(y=x-6\)を代入すると
\begin{align}-2x+4&=x-6\\-3x&=-10\\x&=\frac{10}{3}\\\end{align}

一次関数 交点の座標の求め方\(9\)

\(x=\frac{10}{3}\)を\(y=x-6\)に代入すると
\begin{align}y&=\frac{10}{3}-6\\y&=-\frac{8}{3}\end{align}交点座標は\(\left(\frac{10}{3},-\frac{8}{3}\right)\)と分かりました。見た目通り、はんぱな数が答えになりましたね。山勘で当てられた人はいたでしょうか?

一次関数 解き方

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