数奇な数
関数

一次関数の解き方
三角形の面積の二等分線・入門\(3\)ステップ

●一次関数の解き方 三角形の面積の二等分線
●三角形の面積の二等分線 問題
●三角形の面積を二等分する線の求め方\(1\)\(-1\)
●三角形の面積を二等分する線の求め方\(1\)\(-2\)
●三角形の面積の二等分線の求め方\(2\)
●三角形の面積の二等分線の求め方\(3\)
●三角形の面積の二等分線の求め方【まとめ】
●一次関数 解き方

一次関数の解き方 三角形の面積の二等分線

「一次関数で三角形の面積を二等分する直線の求め方が知りたい」

三角形の面積を二等分する直線を求めるときは、底辺の中点を通る直線を求めます。
三角形の面積の二等分線の求め方・入門3ステップ

底辺の中点を通る直線の求め方は次の通り。

一次関数の解き方 三角形の面積の二等分線

・   二等分線が通る頂点を\(\mathrm{A}\)とおく
\(1\)、三角形の頂点の座標を求める
\(2\)、底辺\(\mathrm{BC}\)の中点の座標を求める
\(3\)、\(\mathrm{A}\)と中点を通る直線の式を求める

三角形の面積の二等分線の求め方を見ていきましょう。

三角形の面積については
・   一次関数 三角形の面積・入門\(5\)ステップ
・   一次関数の利用 三角形の面積の二等分線・\(5\)ステップ
もあわせてどうぞ。

三角形の面積の二等分線 問題

まずは問題です。

問題
下の図で直線\(l\)の式は\(y=-x+7\)、直線\(m\)の式は\(y=2x-2\)で、点\(\mathrm{A}\)は二つの直線の交点です。また、点\(\mathrm{B}\)、\(\mathrm{C}\)はそれぞれ直線\(m\)、\(l\)と\(x\)軸との交点です。

三角形の面積の二等分線の求め方・入門3ステップ

点\(\mathrm{A}\)を通り三角形\(\mathrm{ABC}\)の面積を二等分する直線の式を求めましょう。

三角形の面積を二等分する線の求め方\(1\)\(-1\)

三角形の面積を二等分する直線を求めるときは\(1\)番目に、三角形の頂点の座標を求めます。

頂点\(\mathrm{A}\)は\(l\)と\(m\)の交点なので、連立方程式を解いて座標を求めます。

三角形の面積を二等分する線の求め方\(1\)

\(1\)、三角形の頂点の座標を求める
・   頂点\(\mathrm{A}\)の座標は連立方程式を解いて求める

・   \(\left\{\begin{array}{l}y=2x-2\cdots①\\y=-x+7\cdots②\end{array}\right.\)

・   \(①\)を\(②\)に代入
\(\begin{alignat}{2}\mathrm{・}\hskip5pt&&\mathord{2x-2}&=-x+7\cr&&\mathord{3x}&=9\cr&&\mathord{x}&=3\cr\end{alignat}\)

・   \(x=3\)を\(②\)に代入
\(\begin{alignat}{2}\mathrm{・}\hskip5pt&&\mathord{y}&=-3+7\cr&&\mathord{}&=4\cr\end{alignat}\)

・   \(\mathrm{A}\)の座標は\((3,\kern2pt4)\)
・   三角形の面積の二等分線の求め方・入門3ステップ

交点の座標の求め方については
・   一次関数・交点の座標の求め方
もあわせてどうぞ。

三角形の面積を二等分する線の求め方\(1\)\(-2\)

頂点\(\mathrm{B}\)と\(\mathrm{C}\)は\(x\)軸上にあるので、\(y=0\)をグラフの式に代入して座標を求めます。

三角形の面積を二等分する線の求め方\(1\)

\(1\)、三角形の頂点の座標を求める

・   頂点\(\mathrm{B}\)の座標は\(y=0\)を\(y=2x-2\)に代入して求める
\(\begin{alignat}{2}\mathrm{・}\hskip5pt&&\mathord{0}&=2x-2\cr&&\mathord{x}&=1\cr\end{alignat}\)

・   \(\mathrm{B}\)の座標は\((1,\kern2pt0)\)


・   頂点\(\mathrm{C}\)の座標は\(y=0\)を\(y=-x+7\)に代入して求める
\(\begin{alignat}{2}\mathrm{・}\hskip5pt&&\mathord{0}&=-x+7\cr&&\mathord{x}&=7\cr\end{alignat}\)

・   \(\mathrm{C}\)の座標は\((7,\kern2pt0)\)
・   三角形の面積の二等分線の求め方・入門3ステップ

三角形の面積の二等分線の求め方\(2\)

\(2\)番目に底辺\(\mathrm{BC}\)の中点の座標を求めます。中点の座標を求め方は次の通り。

中点座標の求め方

・   \(x\)の座標どうしを足して\(2\)で割る
・   \(y\)の座標どうしを足して\(2\)で割る

三角形の面積の二等分線の求め方\(2\)
\(2\)、底辺\(\mathrm{BC}\)の中点の座標を求める

・    \(x\)の座標どうしを足して\(2\)で割る
・   \(\mathrm{B}\)の\(x\)座標は\(1\)、\(\mathrm{C}\)の\(x\)座標は\(7\)
・   \((1+7)\div2=4\)
・   中点の\(x\)座標は\(4\)

・    \(y\)の座標どうしを足して\(2\)で割る
・   \(\mathrm{B}\)の\(y\)座標は\(0\)、\(\mathrm{C}\)の\(y\)座標は\(0\)
・   \((0+0)\div2=0\)
・   中点の\(y\)座標は\(0\)

・   中点の座標は\((4,\kern2pt0)\)
・   三角形の面積の二等分線の求め方・入門3ステップ

中点の求め方については
・   中点の求め方・\(2\)ステップ
もあわせてどうぞ。

三角形の面積の二等分線の求め方\(3\)

\(3\)番目に\(\mathrm{A}\)と中点を通る直線の式を求めます。直線の式は、\(\mathrm{A}\)と中点の座標から連立方程式を作って求めます。

三角形の面積の二等分線の求め方\(3\)

\(3\)、\(\mathrm{A}\)と中点を通る直線の式を求める

・   \(\mathrm{A}\)と中点の座標から連立方程式を作る
・   \(\mathrm{A}\)の座標は\((3,\kern2pt4)\)、中点の座標は\((4,\kern2pt0)\)
・   \(\left\{\begin{array}{l}4=3a+b\cdots①\\0=4a+b\cdots②\end{array}\right.\)

・   連立方程式を解く
・   \(②\)より\(b=-4a\)
これを\(①\)に代入

\(\begin{alignat}{2}\mathrm{・}\hskip5pt&&\mathord{4}&=3a-4a\cr&&\mathord{a}&=-4\cr\end{alignat}\)

・   \(a=-4\)を\(b=-4a\)に代入
・   \(b=16\)

・   \(a=-4\)を\(b=16\)だから
\(\mathrm{A}\)と中点を通る直線の式は\(y=-4x+16\)

答え
\(y=-4x+16\)

三角形の面積の二等分線の求め方【まとめ】

カンタンに三角形の面積を二等分する直線の求め方をまとめます。

一次関数の解き方 三角形の面積の二等分線

\(1\)、三角形の頂点の座標を求める
\(2\)、底辺の中点の座標を求める
\(3\)、二等分線が通る頂点と中点を通る直線の式を求める

一次関数 解き方

・   一次関数の利用 三角形の面積の二等分線
5ステップ
・   一次関数の利用
すれ違う問題の解き方・3ポイント
・   一次関数の利用
追いつく問題の解き方・2ポイント
・   一次関数の利用 水槽の問題の解き方・2ポイント
・   一次関数の利用・動点の解き方 4ステップ