数奇な数
方程式

連立方程式の解き方・加減法の\(5\)ステップ

●連立方程式の解き方・加減法の\(5\)ステップ
●連立方程式の解き方・加減法 問題
●連立方程式の解き方・加減法\(1\)
●連立方程式の解き方・加減法\(2\)
●連立方程式の解き方・加減法\(3\)
●連立方程式の解き方・加減法\(4\)
●連立方程式の解き方・加減法\(5\)
●連立方程式の解き方・加減法【まとめ】
●連立方程式 解き方

連立方程式の解き方・加減法の\(5\)ステップ

「どうやって、連立方程式を解くの?」
「加減法の解き方が知りたい」

次の順番で計算すると、加減法を使って連立方程式が解けるようになります。

連立方程式の解き方・加減法の\(5\)ステップ

\(1\)、文字の係数をそろえる
\(2\)、足すか引くかして文字を消去する
\(3\)、方程式を解いて\(1\)コめの答えを求める
\(4\)、求めた値を式に代入する
\(5\)、方程式を解いて\(2\)コめの答えを求める

\(1\)ステップずつ、解き方を見ていきましょう。

連立方程式の解き方については
・   連立方程式の解き方・\(3\)ステップ
・   連立方程式の解き方・加減法の\(3\)ポイント
もあわせてどうぞ。

連立方程式の解き方・加減法 問題

次の連立方程式を解きましょう。
\(\left\{\begin{array}{l}x+y=3\cdots①\\3x-2y=14\cdots②\end{array}\right.\)

連立方程式の解き方・加減法\(1\)

加減法を使って、連立方程式を解くときは、\(1\)番目に文字の係数をそろえます。

文字の係数のそろえ方

・   \(x\)と\(y\)、どちらの係数をそろえてもOK
・   係数は公倍数でそろえる

ここでは\(x\)の係数をそろえます。

連立方程式の解き方・加減法\(1\)
\(1\)、文字の係数をそろえる
・   \(x\)の係数を公倍数の\(3\)でそろえる
・   \(3x+3y=9\cdots①\times3\)

連立方程式の解き方・加減法\(2\)

\(2\)番目に、足すか引くかして文字を消去します。「加減法で足すか引くか?」の違いは次の通り。

「加減法で足すか引くか?」の違い

・   消去する文字の符号が同じときは引く
・   消去する文字の符号が違うときは足す

ここでは消去する\(x\)の符号が同じ(プラスどうし)なので引きます。

連立方程式の解き方・加減法\(2\)
\(2\)、文字を消去する
・   引き算を使って、\(x\)を消去する
・   \(\begin{alignat}{3}&\hskip2pt3x&\hskip2pt+&\hskip2pt3y&\hskip2pt=&\hskip2pt\phantom{\mathord{-5}}\llap{9}&\hskip2pt\rlap{\cdots①\times3}\\-)&\hskip2pt3x&\hskip2pt-&\hskip2pt2y&\hskip2pt=&\hskip2pt\phantom{\mathord{-5}}\llap{14}&\hskip2pt\rlap{\cdots②}\\\hline&\hskip2pt&&\hskip2pt5y&=&\hskip2pt\mathord{-5}&\end{alignat}\)

連立方程式の解き方・加減法\(3\)

\(3\)番目に、方程式を解いて\(1\)コめの答えを求めます。

連立方程式の解き方・加減法\(3\)

\(3\)、方程式を解いて\(1\)コめの答えを求める
\(\begin{alignat}{2}\mathrm{・}\hskip5pt&&\mathord{5y}&=-5\cr&&\mathord{y}&=-1\cr\end{alignat}\)

連立方程式の解き方・加減法\(4\)

\(4\)番目に、求めた値を式に代入します。代入するときは、\(2\)つある元の式から、計算がラクなほうを選べばOK。

連立方程式の解き方・加減法\(4\)

\(4\)、求めた値を式に代入する
・   \(y=-1\)を①に代入
\(\begin{alignat}{2}\mathrm{・}\hskip5pt&&\mathord{x-1}&=3\cr\end{alignat}\)

連立方程式の解き方・加減法\(5\)

\(5\)番目に、方程式を解いて\(2\)コめの答えを求めます。

連立方程式の解き方・加減法\(5\)

\(5\)、方程式を解いて\(2\)コめの答えを求める
\(\begin{alignat}{2}\mathrm{・}\hskip5pt&&\mathord{x-1}&=3\cr&&\mathord{x}&=4\cr\end{alignat}\)

答え
\(x=4,\kern3pty=-1\)

連立方程式の解き方・加減法【まとめ】

加減法を使った連立方程式の解き方をカンタンにまとめます。

連立方程式を解き方・加減法【まとめ】

\(1\)、文字の係数をそろえる
\(2\)、足すか引くかして文字を消去する
\(3\)、方程式を解いて\(1\)コめの答えを求める
\(4\)、求めた値を式に代入する
\(5\)、方程式を解いて\(2\)コめの答えを求める

「加減法で足すか引くか?」の違い
・   消去する文字の符号が同じときは引く
・   消去する文字の符号が違うときは足す

連立方程式 解き方

・   連立方程式・加減法の3ポイント
・   連立方程式の解き方
代入法の3ステップ
・   連立方程式・代入法の5ポイント
・   連立方程式・分数の3ステップ
・   連立方程式の解き方
分数【分母が文字】3ステップ