数奇な数
解き方
解き方

分母の有理化

●分母の有理化・\(2\)パターン
●有理化で使う乗法公式
●分母の有理化の問題\(1\)
●分母の有理化・\(2\)パターン\(1\)
●分母の有理化の問題\(2\)
●分母の有理化・\(2\)パターン\(2\)
●分母の有理化【まとめ】
●平方根 解き方

分母の有理化・\(2\)パターン

「分母の有理化のやり方は?」

分母の有理化・\(2\)パターンです。

分母の有理化で使う乗法公式

・   \((a+b)(a-b)=a^2-b^2\)

分母の有理化・\(2\)パターン
\(1\)、分母が\(a+b\)のときは
分子と分母に\(a-b\)を掛ける

\(2\)、分母が\(a-b\)のときは
分子と分母に\(a+b\)を掛ける

分母の有理化で使う乗法公式とやり方を見ていきましょう。

有理化で使う乗法公式

分母が\(a+b\)または\(a-b\)のときは、乗法公式

・   \((a+b)(a-b)=a^2-b^2\)
を使うと、分母の有理化ができます。

\(a^2-b^2\)の項がそれぞれ\(2\)乗の形なので、ルートを外せます。

分母の有理化の問題\(1\)

問題\(1\)
分母を有理化しましょう。
\(\displaystyle{\frac{1}{\sqrt{2}+\sqrt{3}}}\)

分母の有理化・\(2\)パターン\(1\)

分母が\(a+b\)のときは、分子と分母に\(a-b\)を掛けて有理化します。

分母の有理化のやり方\(1\)

\(1\)、分母が\(a+b\)のときは
分子と分母に\(a-b\)を掛ける
\(\begin{alignat}{2}\mathrm{・}\hskip5pt&&\mathord{\frac{1}{\sqrt{2}+\sqrt{3}}}&=\frac{1\times(\sqrt{2}-\sqrt{3})}{(\sqrt{2}+\sqrt{3})(\sqrt{2}-\sqrt{3})}\cr&&\mathord{}&=\frac{\sqrt{2}-\sqrt{3}}{2-3}\cr&&\mathord{}&=\frac{\sqrt{2}-\sqrt{3}}{-1}\cr&&\mathord{}&=-\sqrt{2}+\sqrt{3}\cr\end{alignat}\)

答え
\(-\sqrt{2}+\sqrt{3}\)

分母の有理化の問題\(2\)

問題\(2\)
分母を有理化しましょう。
\(\displaystyle{\frac{1}{\sqrt{5}-\sqrt{3}}}\)

分母の有理化・\(2\)パターン\(2\)

分母が\(a-b\)のときは、分子と分母に\(a+b\)を掛けて有理化します。

分母の有理化のやり方\(2\)

\(2\)、分母が\(a-b\)のときは
分子と分母に\(a+b\)を掛ける
\(\begin{alignat}{2}\mathrm{・}\hskip5pt&&\mathord{\frac{1}{\sqrt{5}-\sqrt{3}}}&=\frac{1\times(\sqrt{5}+\sqrt{3})}{(\sqrt{5}-\sqrt{3})(\sqrt{5}+\sqrt{3})}\cr&&\mathord{}&=\frac{\sqrt{5}+\sqrt{3}}{5-3}\cr&&\mathord{}&=\frac{\sqrt{5}+\sqrt{3}}{2}\cr\end{alignat}\)

答え
\(\displaystyle{\frac{\sqrt{5}+\sqrt{3}}{2}}\)

分母の有理化【まとめ】

ポイントを確認しましょう。

分母の有理化のやり方です。

分母の有理化【まとめ】

\(1\)、分母が\(a+b\)のときは
分子と分母に\(a-b\)を掛ける

\(2\)、分母が\(a-b\)のときは
分子と分母に\(a+b\)を掛ける

分母の有理化で使う乗法公式
・   \((a+b)(a-b)=a^2-b^2\)

平方根 解き方

・   ルートがある分数の約分の仕方
・   平方根の近似値の求め方・3ステップ
・   ルートを自然数にするnの求め方・3ステップ
・   ルートを整数にするnの求め方
引き算3ステップ
・   平方根の大小関係・3パターン