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連立方程式の解き方・文章題【速さ】

●連立方程式の解き方・文章題【速さ】
●連立方程式の解き方・速さの文章題
●連立方程式の解き方・文章題【速さ】\(1\)
●連立方程式の解き方・文章題【速さ】\(2\)\(-1\)
●連立方程式の解き方・文章題【速さ】\(2\)\(-2\)
●連立方程式の解き方・文章題【速さ】\(3\)
●連立方程式の解き方・文章題まとめ
●連立方程式 解き方

連立方程式の解き方・文章題【速さ】

「連立方程式の速さの文章題って、どうやって解くの?」

次の順番で計算すると、速さの文章題を連立方程式で解けるようになります。

連立方程式の解き方・速さの文章題\(3\)ステップ

\(1\)、求める速さを\(x\)、\(y\)とする
\(2\)、速さと時間の単位をそろえる
\(3\)、道のり・速さ・時間の公式を使って、道のりの方程式を\(2\)つ作る
\(4\)、連立方程式を解く

\(1\)ステップずつ、解き方を見ていきましょう。

連立方程式の解き方については
・   連立方程式の解き方・\(3\)ステップ
へどうぞ。

連立方程式の解き方・速さの文章題

まずは速さの文章題です。

問題
家から\(4000\mathrm{m}\)離れた公園まで\(10\)分歩いたあと、\(12\)分走って着きました。帰りは同じ道を\(30\)分歩いたあと、\(4\)分走って家に着きました。歩く速さと走る速さをそれぞれ求めましょう。

連立方程式の解き方・文章題【速さ】\(1\)

速さの連立方程式を解くときは、\(1\)番目に求める速さを\(x\)、\(y\)とします。ここでは歩く速さを分速\(x\mathrm{m}\)、走る速さを分速\(y\mathrm{m}\)とします。

解き方【ステップ\(1\)】

\(1\)、求める速さを\(x\)、\(y\)とする
・   歩く速さを分速\(x\mathrm{m}\)とする
・   走る速さを分速\(y\mathrm{m}\)とする

連立方程式の解き方・文章題【速さ】\(2\)\(-1\)

\(2\)番目に、道のり・速さ・時間の公式を使って、道のりの方程式を\(2\)つ作ります。道のりの求め方は次のとおり。

【道のりの求め方】
道のり\(\hskip2pt=\hskip2pt\)速さ\(\hskip2pt\times\hskip2pt\)時間

\(1\)つめは、\(10\)分歩いた道のりと\(12\)分走った道のりを足すと\(4000\mathrm{m}\)になる、という方程式を作ります。

解き方【ステップ\(2\)】

\(2\)、道のり・速さ・時間の公式を使って、道のりの方程式を\(2\)つ作る
・   \(10\)分歩いた道のり\(\hskip2pt+\hskip2pt\)\(12\)分走った道のり\(\hskip2pt=\hskip2pt\)家から公園までの道のり
・   \(10x+12y=4000\)

連立方程式の解き方・文章題【速さ】\(2\)\(-2\)

\(2\)つめは、\(30\)分歩いた道のりと\(4\)分走った道のりを足すと\(4000\mathrm{m}\)になる、という方程式を作ります。

解き方【ステップ\(2\)】

\(2\)、道のり・速さ・時間の公式を使って、道のりの方程式を\(2\)つ作る
・   \(30\)分歩いた道のり\(\hskip2pt+\hskip2pt\)\(4\)分走った道のり\(\hskip2pt=\hskip2pt\)公園から家までの道のり
・   \(30x+4y=4000\)

連立方程式の解き方・文章題【速さ】\(3\)

\(3\)番目に、連立方程式を解きます。ステップ\(2\)で作った\(2\)つの方程式を連立方程式として解きます。

解き方【ステップ\(3\)】

\(3\)、連立方程式を解く
・   \(\left\{\begin{array}{l}10x+12y=4000\cdots①\\30x+4y=4000\cdots②\end{array}\right.\)

・   \(\begin{alignat}{3}&\hskip2pt\phantom{\mathord{-80x}}\llap{10x}&\hskip2pt+&\hskip2pt12y&\hskip2pt=&\hskip2pt\phantom{\mathord{-8000}}\llap{4000}&\hskip2pt\rlap{\cdots①}\\-)&\hskip2pt\phantom{\mathord{-80x}}\llap{90x}&\hskip2pt+&\hskip2pt12y&\hskip2pt=&\hskip2pt\phantom{\mathord{-8000}}\llap{12000}&\hskip2pt\rlap{\cdots②\times3}\\\hline&\hskip2pt\mathord{-80x}&&\hskip2pt&=&\hskip2pt\mathord{-8000}\\&\hskip2pt\phantom{\mathord{-80x}}\llap{x}&&\hskip2pt&=&\hskip2pt\phantom{\mathord{-8000}}\llap{100}&\end{alignat}\)

・   \(x=100\)を\(①\)に代入する
\(\begin{alignat}{2}\mathrm{・}\hskip5pt&&\mathord{1000+12y}&=4000\cr&&\mathord{y}&=250\cr\end{alignat}\)

答え
歩く速さは毎分\(100\mathrm{m}\)
走る速さは毎分\(250\mathrm{m}\)

連立方程式の解き方・文章題まとめ

ポイントをカンタンにまとめます。速さの文章題を連立方程式で解く方法です。

連立方程式の解き方・速さ【まとめ】

・   求める速さを\(x\)、\(y\)とする
・   道のり・速さ・時間の公式を使って、道のりの方程式を\(2\)つ作る
・   道のりの求め方
道のり\(\hskip2pt=\hskip2pt\)速さ\(\hskip2pt\times\hskip2pt\)時間

連立方程式 解き方

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