数奇な数
方程式
解き方
解き方

連立方程式の解き方・比【図形の面積】

●連立方程式の解き方・比【図形の面積】
●連立方程式の問題・比 図形の面積
●連立方程式の解き方・比 図形の面積\(1\)
●連立方程式の解き方・比 図形の面積\(2\)
●連立方程式の解き方・比 図形の面積\(3\)
●連立方程式の解き方・比 図形の面積\(4\)
●連立方程式の解き方・比 図形の面積\(5\)
●連立方程式の解き方・比【まとめ】
●連立方程式 解き方

連立方程式の解き方・比【図形の面積】

「連立方程式の比の文章題って、どうやって解くの?」

次の順番で計算すると、比の文章題を連立方程式で解けるようになります。

連立方程式の解き方・比の文章題\(5\)ステップ

\(1\)、求めるものを\(x\)、\(y\)とする
\(2\)、\(x\)、\(y\)を使って方程式を作る
\(3\)、比から比例式を作る
\(4\)、比例式から方程式を作る
\(5\)、連立方程式を解く

\(1\)ステップずつ、解き方を見ていきましょう。

連立方程式の解き方については
・   連立方程式の解き方・\(3\)ステップ
へどうぞ。

連立方程式の問題・比 図形の面積

比の連立方程式の問題です。

問題
上底と下底の比が\(1\):\(3\)、高さが\(5\)\(\mathrm{cm}\)の台形があります。台形の面積が\(40\)\(\mathrm{cm^2}\)のとき、上底と下底の長さを求めましょう。

連立方程式の解き方・比 図形の面積\(1\)

比の連立方程式を解くときは、\(1\)番目に求めるものを\(x\)、\(y\)とします。ここでは上底を\(x\)\(\mathrm{cm}\)、下底を\(y\)\(\mathrm{cm}\)とします。

解き方【ステップ\(1\)】

\(1\)、求めるものを\(x\)、\(y\)とする
・   上底を\(x\)\(\mathrm{cm}\)とする
・   下底を\(y\)\(\mathrm{cm}\)とする

連立方程式の解き方・比 図形の面積\(2\)

\(2\)番目に、\(x\)、\(y\)を使って方程式を作ります。問題文の「台形の面積が\(40\)\(\mathrm{cm^2}\)になる」から、\(x\)、\(y\)を使って面積の方程式を作ります。

台形の面積の求め方は次のとおり。

台形の面積の求め方
台形の面積\(\hskip2pt=\hskip2pt(\)上底\(\hskip2pt+\hskip2pt\)下底\()\hskip2pt\times\hskip2pt\)高さ\(\hskip2pt\div2\)

解き方【ステップ\(2\)】

\(2\)、\(x\)、\(y\)を使って方程式を作る
・   台形の面積\(\hskip2pt=40\)
・   図形の面積
\(\begin{alignat}{2}\mathrm{・}\hskip5pt&&\mathord{(x+y)\times5\div2}&=40\cr&&\mathord{\textstyle{\frac{5}{2}(x+y)}}&=40\cr\end{alignat}\)

連立方程式の解き方・比 図形の面積\(3\)

\(3\)番目に、比から比例式を作ります。問題文の「上底と下底の比が\(1\):\(3\)」から比例式を作ります

解き方【ステップ\(3\)】

\(3\)、比から比例式を作る
・   上底:下底\(\hskip2pt=1:3\)
・   \(x:y=1:3\)

連立方程式の解き方・比 図形の面積\(4\)

\(4\)番目に、比例式から方程式を作ります。比例式から方程式を作るときは、比例式の性質を使います。

【比例式の性質】
\(a:b=m:n\hskip2pt\)ならば\(\hskip2ptan=bm\)

解き方【ステップ\(4\)】

\(4\)、比例式から方程式を作る
・   \(x:y=1:3\hskip2pt\)ならば\(\hskip2pt3x=y\)

連立方程式の解き方・比 図形の面積\(5\)

\(5\)番目に、連立方程式を解きます。ステップ\(2\)と\(4\)で作った方程式を連立方程式として解きます。

解き方【ステップ\(5\)】

\(5\)、連立方程式を解く
・   \(\left\{\begin{array}{l}\frac{5}{2}(x+y)=40\cdots①\\3x=y\cdots②\end{array}\right.\)

・   \(②\)より\(y=3x\)を\(①\)に代入する
\(\begin{alignat}{2}\mathrm{・}\hskip5pt&&\mathord{\textstyle{\frac{5}{2}(x+3x)}}&=40\cr&&\mathord{10x}&=40\cr&&\mathord{x}&=4\cr\end{alignat}\)

・   \(x=4\)を\(②\)に代入する
\(\begin{alignat}{2}\mathrm{・}\hskip5pt&&\mathord{12}&=y\cr&&\mathord{y}&=12\cr\end{alignat}\)

答え
上底は\(3\)\(\mathrm{cm}\)、下底は\(12\)\(\mathrm{cm}\)

連立方程式の解き方・比【まとめ】

ポイントをカンタンにまとめます。比を使って図形の面積を連立方程式で解く方法です。

連立方程式の解き方・比【まとめ】

・   比から比例式を作る
・   比例式から方程式を作る
・   比例式から方程式を作るときは比例式の性質を使う

連立方程式 解き方

・   連立方程式の解き方・比【解】3ステップ
・   連立方程式の解き方
比【所持金】5ステップ
・   連立方程式の解き方
比【給水と排水】6ステップ
・   連立方程式の解き方
比【仕事】6ステップ
・   連立方程式の解き方
比で分ける 5ステップ