数奇な数
中2数学
一次関数

一次関数の利用
すれ違う問題の解き方・\(3\)ポイント

●一次関数の利用 すれ違う・\(3\)ポイント
●一次関数の利用 すれ違う 問題
●一次関数の利用 すれ違う・\(3\)ポイント\(1\)
●一次関数の利用 すれ違う・\(3\)ポイント\(2\)\(-1\)
●一次関数の利用 すれ違う・\(3\)ポイント\(2\)\(-2\)
●一次関数の利用 すれ違う・\(3\)ポイント\(3\)\(-1\)
●一次関数の利用 すれ違う・\(3\)ポイント\(3\)\(-2\)
●一次関数の利用 すれ違う・\(3\)ポイント\(3\)\(-3\)
●一次関数の利用 すれ違う 答え
●一次関数の利用 すれ違う・\(3\)ポイント
●一次関数 解き方

一次関数の利用 すれ違う・\(3\)ポイント

「一次関数の利用で、すれ違う問題を解くポイントは?」

一次関数の利用で、すれ違う問題を解くポイントは\(3\)つあります。

一次関数の利用の解き方 すれ違う

\(1\)、速さを求めるときはグラフの傾きを調べる
\(2\)、グラフの式は傾きと\(1\)点から求める
\(3\)、すれ違う時間や距離を求めるときはグラフの交点を調べる

それぞれのポイントを見ていきましょう。

一次関数の利用 すれ違う 問題

まずは問題です。

問題
ユカリは駅から\(1800\)\(\mathrm{m}\)離れた学校まで歩いて行き、フウカは同じ道を学校から駅まで自転車で行きました。\(2\)人が同時に出発したとき、出発してから\(x\)分後の駅からの距離を\(y\)\(\mathrm{m}\)として、\(2\)人が進んだ様子をグラフに表すと下の図のようになります。

一次関数の利用 すれ違う・3ポイント

このとき、次の問いに答えましょう。

\(1\)、ユカリの歩く速さを求めましょう。
\(2\)、\(2\)人が進んだグラフの式と\(x\)の変域をそれぞれ求めましょう。
\(3\)、\(2\)人がすれ違うのは出発してから何分後で、駅から何\(\mathrm{m}\)のところですか。

一次関数の利用 すれ違う・\(3\)ポイント\(1\)

すれ違う問題で速さを求めるときは、グラフの傾きを調べます。グラフの傾きの求め方は次の通り。

グラフの傾きの求め方

・   右に○、上に□進む\(\kern1pt→\kern1pt\)傾きは\(\frac{\mathrm{□}}{\mathrm{○}}\)
・   右に○、下に□進む\(\kern1pt→\kern1pt\)傾きは\(-\frac{\mathrm{□}}{\mathrm{○}}\)

一次関数の利用の解き方 すれ違う\(1\)
\(1\)、速さを求めるときはグラフの傾きを調べる
・   一次関数の利用 すれ違う・3ポイント

・   グラフは右に\(30\)、上に\(1800\)進むから
傾きは\(\frac{1800}{30}=60\)
・   ユカリの歩く速さは分速\(60\)\(\mathrm{m}\)

くわしい傾きの求め方は
・   一次関数の傾きの求め方・\(3\)パターン
へどうぞ。

一次関数の利用 すれ違う・\(3\)ポイント\(2\)\(-1\)

グラフの式は傾きと\(1\)点から求めます。まずユカリの式と変域を求めてみましょう。

一次関数の利用の解き方 すれ違う\(2\)

\(2\)、グラフの式は傾きと\(1\)点から求める
・   一次関数の利用 すれ違う・3ポイント
・   傾きは\(60\)
・   グラフが通る\(1\)点は\((0,0)\)

・   傾きが\(60\)、切片が\(0\)だから
\(y=60x\)

・   ユカリが進む時間の範囲は\(0\)分から\(30\)分
・   \(x\)の変域は\(0\leqq x\leqq30\)

一次関数の利用 すれ違う・\(3\)ポイント\(2\)\(-2\)

次はフウカの式と変域を求めてみましょう。

一次関数の利用の解き方 すれ違う\(2\)

\(2\)、グラフの式は傾きと\(1\)点から求める
・   一次関数の利用 すれ違う・3ポイント
・   グラフは右に\(10\)、下に\(1800\)進むから
傾きは\(-\frac{1800}{10}=-180\)
・   グラフが通る\(1\)点は\((0,1800)\)

・   傾きが\(-180\)、切片が\(1800\)だから
\(y=-180x+1800\)

・   フウカが進む時間の範囲は\(0\)分から\(10\)分
・   \(x\)の変域は\(0\leqq x\leqq10\)

一次関数の利用 すれ違う・\(3\)ポイント\(3\)\(-1\)

すれ違う時間や距離を求めるときはグラフの交点を調べます。グラフの交点を調べるときは、グラフの式を連立方程式として解きます。

一次関数の利用の解き方 すれ違う\(3\)

\(3\)、すれ違う時間や距離を求めるときはグラフの交点を調べる
・   一次関数の利用 すれ違う・3ポイント

交点座標の求め方については
・   一次関数・交点座標の求め方
も合わせてどうぞ。

一次関数の利用 すれ違う・\(3\)ポイント\(3\)\(-2\)

連立方程式を解いてみましょう。

一次関数の利用の解き方 すれ違う\(3\)

\(3\)、すれ違う時間や距離を求めるときはグラフの交点を調べる
・   \(\left\{\begin{array}{l}y=60x\\y=-180x+1800\end{array}\right.\)

・   \(y\)を消去する
\(\begin{alignat}{2}\mathrm{・}\hskip5pt&&\mathord{60x}&=-180x+1800\cr&&\mathord{240x}&=1800\cr&&\mathord{x}&=\frac{15}{2}\cr\end{alignat}\)

・   \(x=\frac{15}{2}\)を\(y=60x\)に代入
\(\begin{alignat}{2}\mathrm{・}\hskip5pt&&\mathord{y}&=60\times\frac{15}{2}\cr&&\mathord{}&=450\cr\end{alignat}\)

・   \(x=\frac{15}{2},\kern2pty=450\)

一次関数の利用 すれ違う・\(3\)ポイント\(3\)\(-3\)

計算結果から\(2\)人がすれ違った時間と距離が分かります。

一次関数の利用の解き方 すれ違う\(3\)

\(3\)、すれ違う時間や距離を求めるときはグラフの交点を調べる
・   一次関数の利用 すれ違う・3ポイント
・   \(2\)人は出発してから\(\frac{15}{2}\)分後に
駅から\(450\)\(\mathrm{m}\)のところですれ違う

一次関数の利用 すれ違う 答え

\(1\)、分速\(60\)\(\mathrm{m}\)

\(2\)、ユカリ
\(y=60x(0\leqq x\leqq30)\)
フウカ
\(y=-180x+1800(0\leqq x\leqq10)\)

\(3\)、\(2\)人は出発してから\(\frac{15}{2}\)分後に
駅から\(450\)\(\mathrm{m}\)のところですれ違う

一次関数の利用 すれ違う・\(3\)ポイント

カンタンに一次関数の利用 すれ違う・\(3\)ポイントとめます。

一次関数の利用の解き方 すれ違う

\(1\)、速さはグラフの傾きから求める
\(2\)、グラフの式は傾きと\(1\)点から求める
\(3\)、すれ違う時間や距離を求めるときはグラフの交点を調べる

一次関数 解き方

・   一次関数の利用
追いつく問題の解き方・2ポイント
・   一次関数の利用 水槽の問題の解き方・2ポイント
・   一次関数の利用・動点の解き方 4ステップ
・   一次関数のグラフの書き方・3ステップ
・   一次関数のグラフの書き方
切片が分数 3ステップ